調べ学習・自由研究

6.カルシウムは足りていない

カルシウムなどのミネラルは、体で作り出すことができませんので、必ず食事から摂(と)る必要があります。
日本の食事はバランスがよく、栄養的にもたいへん優れていることが知られていますが、乳製品はなかなか摂りにくいようです。そのため、日本人は十分な量のカルシウムが摂れている人は多くなく、どの年齢、性別でもカルシウム摂取量平均は推奨値(すいしょうち)に達していません。

10-11歳の1日のカルシウム摂取推奨量は、男の子が約700mg、女の子が約750mgです。体は小さくても、成長のためにたくさんのカルシウムが必要なため、子どもにも大人と同じくらいカルシウムが必要なのです。
体重あたりにすると、子供は大人の2〜3倍くらいたくさん取らなければならない計算になります。

より詳しい「カルシウムの量」は、ネスレ キッズチャレンジ「カルシウム調査隊」をご覧ください。
ネスレ キッズチャレンジは自由研究にも役立つ子ども用ウェブサイト。1日の食べ物からカルシウム量を計算できます。

 

図8:年齢別カルシウム推奨量 図8:年齢別カルシウム推奨量
図9:一食分の食材のカルシウム含有量(がんゆうりょう) 図9:一食分の食材のカルシウム含有量(がんゆうりょう)

コラム2:カルシウム不足と健康

カルシウム摂取の長期的な不足は骨粗鬆症の原因となります。
一方で、カルシウム不足で「イライラする」、「キレる」子どもが増えた、といった話をよく耳にしますが、こちらは実は科学的根拠のない話だそうです。

体は恒常性(ホメオスタシス)が維持できるようにできています。
血中カルシウムの濃度は常に一定になるように厳密にコントロールされていて、濃度が下がると骨から溶かすなどの指令(ホルモン)が体中を巡り、すぐに濃度を戻します。
低カルシウム血症になった場合、神経や筋肉に影響があり、しびれや筋肉のけいれんなどの症状が出ることが知られています。

カルシウム以外で骨に多いリンやマグネシウムも細胞の代謝に重要なミネラルです。これらの血中濃度が下がっても、細胞への供給のために骨を溶かす指令が出る仕組みになっています。
この時カルシウムも一緒に溶け出してしまいますので、骨の健康のためには、これらのミネラルもカルシウムとバランスよく摂取することが大切だと言われています。

へろへろおわんくん